東京五輪は開催されるのか【中止署名がとてつもない勢いで集まる】

ワクチン接種もはじまり、ようやく終息の兆しが見え始めたと思ったのも束の間、GW前後で感染者数が増加し、3回目の緊急事態宣言が発令されてしまいました。対象の都道府県は東京、大阪、京都、兵庫、愛知、福岡で、期間は5月12日~5月31日となっています。(4月25日から既に発令されていた東京、大阪、京都、兵庫は延長)

そんな中、東京五輪開催に関するニュースが世間を賑わせています。7月23日~8月8日に開催予定となっている東京五輪。開会式まで3ヶ月を切った今、菅総理が”英断”を下すのかどうか、注目が集まっています。

止まらない感染者数、若年層も危険な変異株

まずは、現状のコロナ感染者数のデータから見ていきます。
5月8日の国内での新規感染者は7,244人。北海道、愛知、福岡など14道県で過去最多を更新しており、さらには緊急事態宣言の対象となっていない群馬や石川、大分などでも悪化が進んでいるとのことです。加えて、重傷患者数も過去最多の1131人となっています。

以下は東京都における報告日別による陽性者数の推移です。

出典:東京都 新型コロナウイルス感染症対策サイト

五輪中止を求める声が強まる

アメリカのワシントンポストは五輪中止を促しており、イギリスなど他の海外メディアからも同様の声が強まっています。

国内においては、東京都知事選挙で小池氏に敗れた宇都宮氏が東京五輪中止を求めるオンライン署名を始め、既にすごい数の署名が集まっているようです。5日から始めて9日午前11時すぎまでに30万人近い賛同が寄せられており、まだまだ増えていきそうです。

以下は宇都宮氏がコロナ禍の五輪中止を反対する理由の引用です。

コロナ禍の五輪を開催反対するのは、医療施設などさまざまなリソースを割かなければならなくなるためだ。疲弊している医療従事者をさらに苦しめ、国民の命と暮らしを危険にさらす行為だと批判。五輪延期の追加費用だけで3000億円に達したとして、「窮乏にあえぐ人々に資源を割くべきだ」と訴えている。

世論調査では国民の7割が延期や中止を求めているというデータがあります。署名によりそういう声が可視化されたと見ることができるのでしょう。

五輪中止派の勢いが増し、選手に参加自粛を求める声も広がっているようです。それに対して、選手に言うのは筋違いだと批判の声が挙っています。なぜ選手にそんなことを頼むのかと疑問に思ったのですが、どうも海外では、選手が自身で参加自粛を表明する動きがあるようで、その流れを受けてなのかもしれません。ただ、それは選手自身が決めることなので、他人がとやかく言うのは間違いです。

ネットの声

ネットの声を探るといろいろな意見が出てきますが、今ではそのほとんどが開催反対の意見になっているようです。ひとつとても的を射た書き込みがありましたので引用します。

感染対策をしっかりして、安心安全をお客様にお届けできるように精一杯対策しています。

このように説明しても、大規模商業施設や百貨店、劇場や映画館などは休業させられている現状。この命令で苦しんでいる人、通常の業務ができない店や企業がある以上、オリンピックは別というのは違うと思う。

これだけたくさんの人の犠牲の上に開催するオリンピックは、もはや平和の祭典ではないでしょう。

どうなる東京五輪

世界的に見ると、日本の感染者数は微々たるものです。無観客で行えば、海外からウイルスが持ち込まれる可能性は確かに減りますが、それでも選手やスタッフ、マスコミなどたくさんの人が日本に入ることになり、危ういのは変わりません。世界中でまん延してる中、無理して開催したとしても収益は激減し大赤字。

五輪を見て、「感動した」「勇気をもらった」という声は毎回挙りますが、今、苦しんでいる人がたくさんいる中で、五輪を開催したとしても、その人たちの実状は何も変わりません。五輪開催を望んでいるのは、五輪と利害関係があるところだけのように見えます。

ここに来て、新規感染者数が過去最多を更新している以上、やらない英断を下した方が良いのは最早明白なのかもしれません。無理して開催しても、すごく冷めた大会になってしまうのは目に見えています。判断が遅れてることで矛先が間違った方に向けられてしまっています。

最後に

野球、見たかった。