【連載15】Javaプログラミングの基本 スキップ(continue文)

前回の記事ではbreak文について見てきましたが、今回の記事では、break文と同列で語られることが多い、continue文について見ていきます。

break文との違いについても意識しながら考えていくと理解が深まります。

continue文の使い方

continue文は繰り返し処理(forループ、whileループ、doループ)の途中、残りの処理をスキップさせたいときに使用します。

break文は繰り返し処理を終了し、ループを抜けるのに対して、continue文では、ループを抜けるのではなく、残りの処理をスキップしてループの先頭に戻って処理を継続します。

以上のことを踏まえて、サンプルコードを見ていきましょう。

public class Sample15_01{
    public static void main(String[] args){
        for(int i = 0; i < 10; i++){
            if(i == 5){
                continue;
            }
            System.out.println(i);
        }
    }
}
0
1
2
3
4
6
7
8
9

上記サンプルでは、カウンタ変数「i」の値が5の場合、continue文が実行され、forブロック内の残りの処理はスキップされます。(つまり、「System.out.println(“5”);」ステートメントは実行されません。)

その後、ループの先頭に戻り、ループの条件式が真であったらもう一度、ループ内の処理が実行されます。

このように、break文はループを終了させてしまうのに対し、continue文はループの先頭に戻る、という違いに着目してください。